◎鼻の仕組み
鼻は、外鼻・鼻腔・副鼻腔からなり、一般的に鼻と言われる部分を外鼻、鼻の穴から咽頭までを鼻腔、顔面の骨の中の鼻腔と繋がっている空洞(上顎洞・し骨洞・前頭洞・蝶形骨洞)を副鼻腔といいます。
・上顎洞・・・頬骨の中の空洞。
・し骨洞・・・両目の間の骨の中の大小同の数多くの空洞。
・前頭洞・・・おでこの骨の中の空洞。
・蝶形骨・・・鼻腔の奥の骨の中の空洞。
鼻腔は、呼吸をする際に、空気を適当に加湿・加温し、ほこりを取り除く作用があります。においを感知する働きを持っているのもこの鼻腔です。
副鼻腔は共鳴作用があるとされています。
副鼻腔に何かしらの病気が起こると、鼻腔の機能にも悪影響を及ぼします。
◎いろいろな鼻の病気と治療法
・急性鼻炎
一般的に言う「はなかぜ」です。ウィルスの感染により起こり、続いて細菌感染(2次感染)を併発します。鼻に炎症を起こすと、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・涙目などの症状を引き起こします。
《治療方法》
安静と温暖がとても大切になってきます。
それでも、鼻水・鼻づまりの症状が良くならず、ひどくなるようであれば、鼻の治療も必要になってきます。お近くの耳鼻咽頭科の先生に診てもらいましょう。