2016年11月24日
【緑内障】
日本を含め、諸外国においても失明原因の上位に位置する病気が緑内障です。
緑内障とは、何らかの原因で視神経が障害され、視野が狭くなる病気で、眼圧の上昇が原因の一つだと言われています。
◎緑内障の症状とは?
緑内障は自覚症状がほとんどなく、知らないうちに進行していることがよくあります。神経の障害はゆっくりと進行し、視野も少しずつ狭くなっていくので、目に以上を感じることがありません。
しかし、急性の緑内障は急激に眼圧が上昇するので、目の痛みや頭痛、吐き気などの症状が出ます。
どちらの緑内障も早期発見・早期治療が大切です。
病気の進行を止めるためにも、早めに病院に行きましょう。
◎緑内障と眼圧
目の中には栄養などを運ぶ房水と呼ばれる液体が流れています。
この「房水を作る量」と「房水が目の外に出ていく量」のバランスが崩れ、房水が目の中にたまってしまうと眼圧が高くなってしまいます。
眼圧は眼球の形やはたらきを正常に保つために重要な役割を果たすのですが、眼圧が高すぎると視神経が圧迫され傷ついてしまい、視野が欠けていく原因になってしまいます。
緑内障は眼圧検査、眼底検査、視野検査などで診断されます。
定期診断などいずれかの検査に異常が見られたら、もう一度眼科医の診断を受けましょう。